中部支部概要

ご挨拶

名古屋大学医学部附属病院病理部 中村栄男

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Photo by Mai Arizono

平成28年4月から1期目として、日本病理学会中部支部長を拝命いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。

支部会員数は600名を超え、夏と冬の交見会、春のスライドセミナー、夏の学校の開催、 支部コンサルテーションシステムを行なっています。

日本病理学会中部支部は2000年に日本病理医協会中部支部から移行し、栄本忠昭先生(名古屋市立大学)、 中沼安二先生(金沢大学)、白石泰三先生(三重大学)、野島孝之先生(金沢医科大学)が歴代の支部長を務められ、 日本病理学会中部支部の発展に尽くされました。 それぞれの交見会やスライドセミナーで活発な議論と着実な活動がなされており、会員相互が信頼し、 非常に円滑な支部の運営がなされてきていると感じております。

交見会、スライドセミナーは参加者が180名に達することも多くなり、2013年の冬の交見会では初めて200名を超えました。 特に若い病理医、女性病理医の参加者が目立ちます。

病理学会の100周年記念事業として、本部から託児所開設への補助が付き、以前は利用会員に一部負担金をお願いしていましたが、 現在は支部の会計と併せて無料で提供しています。 毎回、乳児と児童が数名ですが、お母さん病理医にとって、交見会に参加し易い環境になっていると思います。

中部支部の長年の課題の一つは、多くの症例が交見会やスライドセミナーで発表されているにも関わらず、 機関誌である「診断病理」への投稿が極めて少ないことでありました。
この解決を目指し、また将来を担う病理医を育成することを目的として、前任の野島孝之先生のご尽力により幹事会、 総会での議論を経て中部支部学術奨励賞が設立されました。

内容は、筆頭発表した若手病理医を対象とし、受賞者には発表内容の「診断病理」への投稿を義務づけると共に、 中部支部は投稿料の補助を行う形となっております。

若手病理医は専門医試験合格前(カテゴリーA)、 専門医試験合格3年以内(カテゴリーB)に区分し、交見会及びスライドセミナーの総会時に表彰しています。 2012年冬の交見会から開始し、5回の会で、カテゴリーAが12名、カテゴリーBが3名、その他、 最優秀発表者などを表彰しています。

若手病理医にとって受賞は刺激的で、励みになるものと確信しています。 受賞者の施設指導医の努力もあり、「診断病理」への投稿数は順調に推移しています。

事務局の主な業務は、本部から会員への各種情報の配信、交見会やスライドセミナーの世話人への支援として、 症例募集、標本発送、交見会当日の手伝いなど、また、協賛企業との折衝、 ホームページの充実による会員への情報提供、バーチャルスライドシステムの管理などです。 これからの2年間、本部とより緊密な連携を取って、中部支部の発展のために尽力いたします。 支部内外の皆様にはご支援、ご指導のほどをよろしくお願いいたします。