バーチャル看護相談室の開発と有用性の検討
杉原治美1)2) 大岡裕子2) 多田敏子1)5)
藤倉健一郎1)4) 森川富昭3) 森口博基1)3)
徳島大学病院
1)地域医療連携センター
2)同看護部
3)同医療情報部
4)同緩和ケアセンター
5)徳島大学医学部保健学科
【要旨】
平成11年に開設された地域医療連携センターでは,平成17年までに2074件の看護相談に対応してきた.センターにおける相談員の問題点として,1.相談員の不足,2.利用者のニーズにあった情報提供や均質な相談対応ができない,3.開設時間だけでは対応しきれないニーズの量,などがあげられた.多様化する相談内容に迅速かつ適切に対応するため,看護相談における相談内容を分析して,カテゴリー分類を行い,問合せ先などの回答を表示する看護相談ソフトを開発し,その有用性の検討を行った.その結果,インターネットをとおして利用できることにより,看護相談員だけでなく,施設内外の医療職,学生,患者や家族の情報源として,有効に活用されていることがわかった.また,情報検索時間の短縮や相談内容の均質化が図られた.