医療安全 第4号
 監修:医療マネジメント学会
 編集:医療安全委員会−委員長 坂本すが
 発行日:2005年06月 判型:A4変形 ページ数:100
 1部1,995円(税込) 年間購読(4冊)7,980円(税込・送料とも)
 エルゼビア・ジャパン株式会社 出版営業部
  〒106-0044
  東京都港区東麻布1-9-15 東麻布1丁目ビル
  TEL:03-3589-5290 FAX:03-3589-6364
  FAXフリーダイヤル:0120-020-523
  mixbooks@elsevierjapan.com
 本号特集では、医療現場における「もの」のリスクについて、まずT)ヒューマンファクター工学の観点から総論的に解説し、次にU)でヒヤリ・ハット事例で報告件数の多い項目に着目し、エラーの要因や改善の方向を探った。続くV)の座談会では、「もの」を使う側(ユーザー)と作る側(メーカー)の双方が参画し、安全に向けた情報交換のあり方について議論を行った。。

【第4号目次】
◆特集 医療安全から考える「もの」の改善・開発
◇T 医療における「もの」のリスクエラーは”引き起こされた結果”である
   河野龍太郎(東京電力株式会社技術開発研究所特別研究員)
◇U 「もの」の抱えるリスクと改善の提案
 report 『もの』に関するインシデントの傾向
 1.医薬品:我妻恭行(東北大学病院薬剤部副薬剤部長)
 2.チューブ、カテーテル類:米井昭智(倉敷中央病院麻酔科主任部長)
 3.療養環境の物品−トイレ:橋本美芽(首都大学東京健康福祉学部准教授)
 4.医療ガス高澤正樹(株式会社千代田取締統括部長)
◇V 座談会:メーカーとの情報交換による「もの」の改善
  矢野真・諸江雄太・杉山良子(武蔵野赤十字病院)
  赤池義明(テルモ株式会社)
  市川勇(ドレーゲル・メディカルジャパン株式会社)
◆トピック
 院内感染に関する最近の(民事)訴訟の動向と判例
  西内 岳(西内・加々美法律事務所)
◆講座
 クリニカルガバナンスと医療安全(2)
  武藤正樹(国立病院機構長野病院副院長)
◆シリーズ
 1.Monthlyリスクマネジャー その4
  音成佐代子(国立病院機構九州医療センター専任セーフティマネージャー)
 2.リスクマネジャーを育てよう(3)
  棟近雅彦(早稲田大学理工学部経営システム工学科教授)
 3.インシデント・レポートの書き方 1・2・3
  楠本茂雅(ベルランド総合病院医療安全管理室長)
 4.これだけは知ってほしい 薬のリスク(4)−臨床薬剤師の医療安全への参画
 依田啓司(国際親善総合病院薬剤部長)
 5.専門職の視点 第4回−消化器内視鏡のリスクマネジメント
  赤松泰次(信州大学医学部附属病院内視鏡診療部助教授)
 6.メーカーとともに創り上げる医療安全へ(3)
  −入門!医療安全 楽しく学ぼう人工呼吸器
  古場裕司(株式会社三菱総合研究所ヒューマン・ケア事業開発部) ほか
◆海外情報
 1.根本原因分析 いつ 誰が どう使うか
  村上紀美子(医学ジャーナリスト協会会員)
 2.医療者と患者の安全パートナーシップ(4)
  和田ちひろ(いいなステーション代表)
◆法律セミナー
 医事紛争マネジメント(4)
 メディエーションスキルの全体像とトレーニング
  和田仁孝(早稲田大学大学院法務研究科教授)
  中西淑美(大阪大学コミュニケーション・デザイン・センター講師)
◆リレー・エッセー
 リスクマネジャーの本音 第4回
  山室美恵子(倉敷中央病院医療安全管理室副室長)
◆医療マネジメント学会だより
◆医療安全委員会から
 スキーマ[Schema]と医療安全教育
  坂本すが(医療マネジメント学会医療安全委員会委員長)

学会監修書籍一覧へ戻る